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日本パイプクラブ連盟2019年度総会並びに春期理事会報告

2019年6月17日

日本パイプクラブ連盟(PCJ=Pipe Club of Japan)(会長・梶浦恭生)は5月26日(日)に2019年度総会並びに春期理事会を開催した。多くの団体・企業が開催するように、日本パイプクラブ連盟も、連盟の規約に基づき、年度終了後2ヶ月以内に総会を開催し、過去1年間の事業結果報告、収支決算報告、監査報告を行い、新年度の事業計画案、収支予算案の承認を受ける決まりである。

PCJは北海道から沖縄までの全国にある28のパイプクラブにより構成されている。PCJは国際パイプ委員会(CIPC)に対する日本の窓口組織であり、その役割から、国内各加盟クラブの統括機関であるので、個人の会員はいない。会長、理事長、副会長、会計担当理事、及び加盟各クラブの会長・代表が理事となっている。加盟各クラブが議決権を各1票持っている。日常業務の執行は在京クラブメンバーにより構成される常任理事会が行っている。

令和最初の総会はGun Room of Tokyo名誉会長の今井龍也常任理事の司会で始まった。開会冒頭初参加の出席者の紹介、資料の確認を行った。

続いて梶浦会長が挨拶し、「昨年は第14回世界パイプスモーキング選手権大会を東京の淺草ビューホテルで開催し、海外から多数の参加者があり、盛会裡に終了することができた。皆様のご協力に感謝する。世界大会は5年前に招致を決め、準備を進めてきた。会員各位の協力、後援・協賛各社からの手厚いご支援、長期にわたってたゆまず準備にあたってきた実行委員会=常任理事会の皆さんの働きに感謝する。今、我々にとって喫緊の課題は、喫煙規制の動きである。たばこを自由に喫える場所を確保できなくなれば、スモーキングコンテストを開催することが不可能となり、PCJの存立意義に関わることになる。受動喫煙防止に関する法制化の動きなどを注視し、打開策を考えてゆきたい、規制の動きは東京と各地の対応には濃淡があり、各クラブの情報収集にも期待したい。たばこを廻る環境変化の課題を克服し、PCJの更なる50年に向けて礎を築きたい」と述べた。

引き続き、梶浦会長は昨年秋に東京・浅草で開催した第14回世界大会について以下のように報告した。

@参加者は選手権大会=スモーキングコンテスト出場選手が296名、内訳は海外から89名、国内207名、レディース27名。役員、計時係りが63名で合計359名。内海外からの参加者92名。パイプショウ出展者60名、うち海外からの出展者15名。スモーキングコンテストの結果は、個人戦は西東京煙管愛好者倶楽部の内藤さん、レディースはジョンシルバーパイプクラブの植草さん、団体戦も日本チームが優勝し、開催国の日本は3冠を占めた。

ACIPCの行事で必ず開催するガラディナー(前夜祭)には318名が参加。このうち海外からの参加者は25ヶ国153名に上り、多くがパートナー同伴での参加で国際色豊かな華やかな前夜祭であった。その他パイプショウの見学者などが多数あり、世界大会の海外からの参加者は200名を越え、文字通りの世界大会とすることができた。


議事に入り、まず平木連盟副会長を総会議長とすることを挙手総員で承認した。

議長は、出席クラブ17、委任状提出クラブ11の計28で連盟規約13条の規定により総会の成立を宣言し、議事記録員、議事録署名者4名を指名した。

まず2018年度事業報告及び収支決算報告書、第14回世界大会決算報告を議題とし、監査報告が行われた。報告は互いに関連あることから執行部から一括説明があり、質疑応答に続いて採決し、挙手総員で可決・承認された。続いて2019年度事業計画案、収支予算案、連盟費の提案があり、いずれも可決・承認された。


この後、出席者による懇談会に移り、その他の項として、健康増進法に関わる事項、日本パイプクラブ連盟の法人化、会計処理、ホームページの状況などについて活発な意見交換があった。

法人化は時期尚早として見送るが、連盟の会計処理を引き続き厳格に行うことを申し合わせるとともに、各クラブでも会費の徴収が個人収入と間違えられぬよう区分管理を徹底することを結論とした。

連盟のホームページには年間600万件以上、毎日約2万件のアクセス数があり、趣味の団体のホームページとしては圧倒的で稀有の存在であるという、この事実を世の中にもっと知ってもらう方途を検討すべきだとの意見が多く出された。

総会終了後、引き続き春期理事会に移り、第45回全日本パイプスモーキング選手権大会の開催準備状況が、主管の宮城パイプスモーカーズクラブの佐々木会長から説明があった。第45回大会は今年9月29日に仙台市の江陽グランドホテル鳳凰の間で開かれる。開会式は午前11時からの予定。


総会・春期理事会終了後、出席者数全員が集まり、歓談の場を持った。パイプクラブは全国各地にあり、従って遠路でなかなか顔を合わす機会が少ない。遠く離れた各クラブのメンバーが交歓し、楽しく有意義なひと時を過ごすことができた。

日本パイプクラブ連盟事務局