禁煙ファシズムにもの申す

禁煙ファシズムにもの申す

雲造院杢杢愛煙信士のつぶやき12
雲造院杢杢愛煙信士

某年某日

あれ? 計算が合わないよ。

昨年秋、たばこ嫌煙病患者の団体が、たばこにポロニウムが含まれると発表していた。

またか……。

阿呆なことをほざいて……。

福島の原発事故で80京ベクレルもの大量の放射性物質がばら撒かれた結果、多量の放射線を浴びた場合には、今後、癌をはじめ晩発性の様々な疾患が増えてくるかもしれない。

にもかかわらず、たばこ嫌煙病患者は、その原因をたばこになすり付けることしか考えない。莫迦どもが……。

と思い、気に留めていなかった。

ところが、我が家へ時々遊びに来る禁煙運動家の歯医者サンが、これを見て下さいと、ビデオデータを持って来た。

先にも書いたが、この歯医者サン、最近は嫌煙病の洗脳が解けてきて、嫌煙病患者団体の言っている内容がオカシイと次第に疑問を持つ様になられた。

自分のオツムで物事を考えるようになられたわけだ。

そこで、疑問点を嫌煙病団体の、もの凄く偉いヒトに尋ねたそうが、「○○先生の言う事に、間違いは無い」としか言ってくれなかったそうだ。

まさに、「鰯の頭も信心から」の類ですな。

そのふざけたご託宣の一部をかいつまんで紹介する。

「紙巻タバコを1日に2箱、25年間吸うと、1000人中120〜138人の超過死亡がおこると計算できる。これは1分間に1回35ccを吸うと計算しているので、普通の吸い方をするとリスクは2倍になる。タバコを吸うとベンツピレンなどとの複合汚染となり、2倍肺がんを引き起こす。これら以外にもたばこは60種類以上の有害物質がありその複合汚染でリスクはさらに上がる。これにアスベストが絡むとリスクは50倍になる。タバコにはウランの100億倍という強い放射能を有するポロニウムが含まれており、それが肺がんを引き起こす原因である」とのこと。

アハハ。本当にそうなら怖い話ですね。

さらに

「喫煙者に対して禁煙を促すとともに、すべての喫煙所、喫煙室、喫煙コーナー、喫煙席を直ちに閉鎖し、タバコ、吸い殻、タバコの灰、タバコの煙を放射性物質と認識して取り扱い、これらがある場所に人は近づいてはならない」とのこと。

これ以外にもごちゃごちゃと現実遊離のことを唱えている。

こうした主張をまともに受け取るのは重度のたばこ嫌煙病患者サンだけだ。

誰も本気にしない妄想だと思うが、120人前後と言わず、120〜138人と言われると、なんだか信憑性のあるような数字に見えてくる。

なんと、たばこの吸い方とベンツピレンだけでも1000人中、480人〜552人が超過死亡するそうだ。

おおコワ!

ちょっと待った!

あなたの周りでたばこが原因で2人に1人死んでいますか?

この段階で、嫌煙病患者サマの主張は破綻している。

おまけにアスベストに関わった喫煙者は全員死んでも数が足りない。

子供でも理屈に合わないと思うことを、堂々と発表する厚顔には、恐れ入りました。


某年某日

嬉しいニュース

パイプをくわえて朝の散歩をしていたら、今年93歳になる私の書道の師匠にばったりお会いした。

師匠は、12年前に脳梗塞で倒れ、一時、半身不随になられた。しかし、リハビリに取り組まれた結果、やや右足を引きずるものの、杖をつきながら毎週1回のゴルフと毎日3キロから10キロのウオーキングをするまで回復されている。

昔と比べて減ったが、月に数回はご自分で車を運転されて、あちこちの書道教室へ行っておられる。

前にこの「つぶやき」で紹介したが、師匠は長生きしたかったらたばこを止める様に医者から言われて不承不承禁煙した。

ところが、師匠、今日は美味そうにたばこを吸っておられた。

「良かった、また吸われ出したのですね」

「ああ、我慢して3ヶ月ほど止めていた。先日、気分がすぐれず、体調が悪いので診てもらった際、主治医にこのままたばこを止めていると、どのくらい長生きするかねと尋ねたら、あのヤブ、よう答えなかった。君にも年をとって急に習慣を変えるのは良くないと言われたので、また吸い出した。おかげさまで気分も爽快だし、体調も良いよ」と笑っておられた。

ああ良かった。

2012.04.25