禁煙ファシズムにもの申す
雲造院杢杢愛煙信士のつぶやき28 |
雲造院杢杢愛煙信士
某月某日 まともな人になられましたね 「おいでたかね、ちっとばか聞いてくんろ」と、今ではすっかり仲良しになった例の元禁煙運動推進家の歯医者サンが我が家の紫煙たなびく遊び部屋に顔を出した。かつては他人にやたらに禁煙を強要するお節介で迷惑な歯科医サンだったが、嫌煙運動が世間に撒き散らすウソにほとほと嫌気が差して、自身も長年メンバーとして活躍していた嫌煙団体ときっぱり絶縁なさった立派なお方だ。 聞くと、嫌煙運動の諸団体が新年度に向けて共同で実施することについての会議が、最近あったとの由。その席で「今、中国の深刻な大気汚染の問題で、PM2.5の汚染物質がマスコミ等で注目を集めている。PM2.5の騒ぎに乗じて喫煙の有害性を大いに宣伝しよう」という意見が多数を占めたそうだ。 元禁煙運動推進家の歯医者サンは「深刻な大気汚染が注目を浴びている時だからこそ、この件は慎重に扱うべきだ。一部の嫌煙団体が、インターネット上で吹聴している『たばこが喫える居酒屋のPM2.5の数値は700を超える』との主張は、データを恣意的に使って捏造した数値であると思う。700というのは常識的にありえない荒唐無稽の数値だ。一般の方々の健康被害への恐怖感に付け込んで、事実と異なるウソの数値を吹聴するのは、私の良心が許さない。ウソはすぐにばれてしまう」と主張したが、この会議に集まった嫌煙運動のお歴々は聞く耳を持たなかったそうだ。 禁煙先生は憤慨しながらまくし立てていたが、我が家の遊び部屋にたむろする近所の愛煙家達は、全員笑いを堪えるのに苦労した。 禁煙先生、その雰囲気にようやく気が付かれたご様子で、少しムッとした表情で「皆さん、なんなんですか?」。 私が「つい、こないだまで、先生もその嫌煙カルトの熱心な信者サン方とご同類でしたよ。ようやく、洗脳が解けて、まともな人になられましたね」と茶化して、一同大笑いとなった。 某月某日 愛煙家は大気汚染に強いそうだ 中国経済の研究を専門にしている愛煙家の友人がいる。そこそこ名前を知られた大学の先生をしている。私同様に共産主義の独裁政治が大嫌いで、表面的なマスコミ報道とは一味違った深い情報を教えてくれるありがたい友人だ。彼は、もともとシガレットのヘビースモーカーだったが、私が「パイプの方がたばこを美味しく喫えるし、お金もかからないよ」とパイプを一本贈呈したら、すっかりパイプ党になってしまった。先日、大学の近くで用事があったので、ついでに彼の研究室にぶらりと立ち寄った。世間話をするうちに、興味深い話を教えてくれた。以下、彼の話の私流の要約。
さすがに、ウソと捏造の達人であるあの中国共産党政権も、肺がんの原因の全てを「たばこ」に押し付けるのは無理があることを認めざるを得なくなった様子である。いまだに大気汚染と肺がん発生の濃厚な因果関係を頑として認めないのが、どこかの国の嫌煙団体サンと嫌煙医者サマだ。国民の健康に責任を持つ筈の厚生労働省サンも、嫌煙団体サンの尻馬に乗って、大気汚染対策は知らん顔して、たばこ狩りばかりに狂奔している。 はなはだ困ったことに、中国の大気汚染を対岸の火事と傍観出来ないのが、私達日本人だ。これから黄砂と一緒に大量のPM2.5の汚染物質が飛来してくる。日本の自治体はPM2.5の数値を毎日測定し発表している。国の基準では日平均の環境基準値が35マイクログラムだ。国の暫定指針は、濃度が1日平均で1立方メートル当たり70マイクログラムを超えると予想される場合には、都道府県などが注意喚起し、数値の高い日は外出を控える様に警告するそうだ。 とは言え、空気清浄機を備えた家の中にじっとしていられる人ばかりではない。外出を控えなさいと言われても、私も、倅も仕事がある。孫たちは学校に行かなくてはならない。 一体、どうしたら良いのか? 友人の呼吸器内科のお医者さんに電話で聞いてみた。 たいして参考にならない意見だなと内心思っていたら、「ですが、あなたの様に一日中、パイプたばこを喫っていても平気な人は影響が少ないですよ。呼吸器が鍛えられているからね。それでも気になるなら、数値が高い時に外出する場合は花粉用でなくN95タイプのマスクをつけて下さい」とのことだった。 そうか、我々愛煙家は大気汚染に強いのか! 果たして喜んでいいのかどうかよくわからないが、良いことを聞いた。 |
2013.04.09 |