禁煙ファシズムにもの申す
たばこ大幅値上げの愚策 |
平井 修一
たばこは6割が税金である。300円なら180円が税金。10月からは7割超が税金になる。410円なら290円が税金だ。税金を吸って美味いか。 値上げ前に買い置きしようというのは人情で、近所のたばこ屋に聞くと注文が殺到しているという。半年分の30カートン、9万円を注文した人もいるとか。 小生の愛好するパイプたばこも25〜30%値上げされ、1箱1000円が1250円になる。40箱、4万円を注文したが、これで1万円の節約になる。 こういう人が多いから、10月からたばこ販売はほぼ半年は激減する。5%は禁煙するだろうし、愛煙家も本数を減らすだろう。結局、税収は増えないのではないか。角を矯めて牛を殺すことになるだろう。 9月にハワイへ行くが、パイプたばこを仕入れてこようと思っている。通常の免税店で売っているものかどうか、ちと不明だが。 たばこはナス科である。今我が家ではバルコニーでナスを栽培しているから、葉を乾燥させてたばこが作れるものかどうか試してみようと思っている(違法)。たばこバッシングに対してあの手この手で対策を取ろうと思っている。上に政策あれば下に対策あり。 北朝鮮や中国製の密造たばこはアジアやEUでは相当普及しているようだ。 <たばこをめぐり、日本の「水際」で不気味な動きが出始めている。全国の税関で相次いで密造たばこが発見され、輸入が差し止められたのだ。20年中の差し止め件数は、たばこと喫煙用具で計9万8611点。前年の3619点から約27倍に急増した>(産経) 密造たばこは確実に増えるだろう、多少まずくても安ければニーズはある。 <急激な増税と密輸の増加にも密接な関係が指摘されている。英国では1996〜2000年の急激な増税で全消費に占める密輸たばこの割合が11%から37%に上昇する一方、税収は減少している>(同) 愛煙家を問答無用で叩くやりくちはナチスのようである。愛煙家にはそれに抵抗する権利がある。蟷螂の斧だが、できることをやっていきたい。 |
2010/09/09 |