禁煙ファシズムにもの申す
雲造院杢杢愛煙信士のつぶやき |
雲造院杢杢愛煙信士
某月某日 「たばこを1000円に」と主張なさるSさん、あなたは一体何サマのおつもりですか? 社会貢献を大義名分にした組織だそうですが、資金は公営競艇ギャンブルの胴元の上前をはねた金。その二代目首領に過ぎません。 それが、何を勘違いなさったのか、偉そうに文化人面、知識人面して、「東日本大震災で感じたこと」の演題で、当地の経済団体で講演なさいました。 「ノルウェーや英国等の先進国ではたばこは、みんな1000円を超えている。日本もたばこを1000円にすれば9兆円を超える税金が入る。これを震災の復興資金に充てるべきだ」とか。 論旨が怪しいぞと思った私が、昨年の値上げを含め過去3回の値上げで、結果税収が減少している事を指摘したら「たばこに関係する医療費を抑制でき、結果、社会に貢献する事になる」との珍妙なる詭弁。 私が「今円高で1ドル=77円で計算したら1000円を超える国は無く、スイス、イタリア、オランダ、米国、オーストリア、ポルトガル、スペイン、ギリシャ等々が日本より安くなっています」と指摘すると、「今はたまたまの円高だけど、1ドル=116円で計算すれば、それらの国は日本より高くなる」との由。 私は、吹けば飛ぶようなちっぽけな企業を営んでおりますが、民主党政権の無能無策によるこのところの異常な円高で、塗炭の苦しみを舐めております。 Sさん、あなたは為替レートを自在に操作できる凄いパワーをお持ちのようです。 あなたのお力で1ドル=116円に戻してください。衷心よりお願い申し上げます。 某月某日 意図して昔のデータを掲載している厚生労働省サン 今は西暦2011年10月です。 そんな当たり前の事を何故書くのか?と言われるかもしれませんが、それは久しぶりに厚生労働省のHPを覗いて、たばこと健康に関する情報ページの最新たばこ情報なるモノを見て驚いたからです。 なんと2002年5月のデータがそのまま掲載されています。 但し、昨年拝見した時に掲載してあった為替レート1ドル=125.4円の箇所は、何故か削除されています。 他のデータ、例えば、成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)は平成21年までのデータが掲載されています。 今昨年の値上げでマルボロが430円の日本は、1ドル=77円で計算すれば、1箱が5.58ドルとなり、17位になります。決して安い国ではありません。 そもそもトップのノルウェーは、ギネスブックで世界一税金の高いと認定されています。消費税が24%で大学卒業まで授業料は無料の高福祉高負担の国。所得も高く、私が2009年に行った時、大卒初任給が月額45万円と聞いてビックリしました。 人口500万人に満たない国と日本を比較する事じたいナンセンスと思いませんか? ところで厚生労働省サン。国民の健康を守るのがあなた方のお仕事でしょうが、福島原発事故の放射能被害から国民を守ることには、まったく無関心のようですね。放射能被害とその対策について、知らぬ顔の半兵衛を決め込んでおられます。 それなら、たばこの価格もあなた方の所管外でしょう。 某月某日 嫌煙団体の為替レートは1ドル=105円 西暦2011年9月12日、「たばこの健康被害を訴えている医師ら」と名乗る日本○○学会の3人が禁煙を推進するという名目で、たばこ税を段階的に引き上げて販売価格を1箱1000円程度にするよう厚生労働省に要請しました。 日本○○学会によりますと、「英国やノルウェーなど多くの先進国で、たばこの販売価格は1箱700円から1200円程度なのだ」と主張なさっています。 このため、禁煙を推進するには、日本でもたばこ税を段階的に引き上げて販売価格を1000円程度にしたうえで、税収を医療費やたばこ栽培農家の転作への助成金などに充てるべきだと主張しています。 日本○○学会のS理事長サンは「小宮山洋子厚生労働大臣は、たばこを700円程度まで引き上げるのが望ましいと言っているが、それでは不十分だ。ほかの先進国では大幅な増税によってたばこの消費を抑えることに成功していて、健康被害を防ぐためには早急に増税を検討すべきだ」と言っているそうです。 このS理事長サンは慈善団体の日本○十字で大層な高給を食んでおられるご立派な身分のお方と伺っております。S理事長サンから見れば、日々の生活を切り詰めて乏しい小遣いの中からたばこ代を捻出している喫煙者など虫けら同然の存在で、どんどんたばこ税を上げさせていじめてやろうとお考えのようです。 S理事長サン、そんなに喫煙者が憎いですか? さてさて、本年9月12日の為替レートは1ドル=78.56円でした。しかしこのレートで計算しては英国やノルウェーのたばこ価格は、上記の1箱700円から1200円程度にはなりません。辻褄が合うのは1ドル=105円くらいでしょうか。 嫌煙団体の方々の御主張を色々と拝見しますと、様々な数字を恣意的に使って、自分たちの主張に都合の良いフィクションをでっち上げて、世間に巧妙に発信する能力に長けた方々のようです。皆さん、とても頭が良いお方ばかりなのでしょう。 たばこの値段も、ご都合主義の為替レートを使って「日本のたばこの価格は国際的に見て安い」というフィクションをでっち上げられました。マスコミは簡単な検算もしないでそのまま報道するので、世間にフィクションが定着してきたようです。 私は嫌煙団体の皆さんのように頭が良くないし、またお人好しですので、つい騙されそうになってしまいます。用心しないとね。 某月某日 そもそも、「国際的に見た価格」って、一体何のこと? たばこ増税を求める人々は、口を揃えて「日本のたばこ価格は国際的に見て安すぎる」と主張なさいます。 しかし、日本より高いとされる諸外国の例示はいつも少数で、毎度同じ国の名前が並びます。 ノルウェー、米国、英国、豪州は、世界でもタバコ価格の高い上位5ヵ国を占めています。アメリカは州によって価格が大きく異なるにもかかわらず、わざわざ一番高いニューヨークを選ぶあたりも嫌らしい数字の操作をしています。 ちなみにニューヨークで7ドルするキャメルは、隣のコネチカットでは5.77ドル、ペンシルバニアだと4.33ドル、ネバダだと3.5ドル、ノースカロライナ3.16ドルです。 たばこ増税賛成論者や嫌煙団体サンの言う「国際価格」など、実際は見当違いのイカサマの主張でしょう。 そもそも特定物品の価格を外国と比較して、一体何の意味があるのでしょうか? 税率とも関係するし、他の物品や制度に連動している可能性もあります。 「日本においてその価格が適正な水準か否か」それだけで十分だと思いませんか。 ちなみに、日本のたばこの税率はシガレットがおよそ65%、私の好きなパイプたばこは75%。「国際的に」見ても高い水準です。価格世界一のノルウェーが70%、日本より税率が高いと言えるのはデンマーク85%、ポルトガル80%くらい。 たばこ増税の理由に、他国を持ち出すこと自体が馬鹿げていると私は思いますが、皆さん方はどう思われますか? |
2011.10.26 |