禁煙ファシズムにもの申す
雲造院杢杢愛煙信士のつぶやき3 |
雲造院杢杢愛煙信士
某月某日 嫌煙運動屋サン 手品モドキのイカサマは止めようね ある催し物があり、遊びに行った。結構大きな会場だったのに喫煙場所は一ヵ所しか無かった。その喫煙場所を囲む様に嫌煙運動屋サンのテントがあった。 たばこを吸うにはここに来るしかない。だから、ここで網を張っていればほっておいても禁煙強制活動が対象として狙う相手が集まり、効率良く活動が出来るということなのか?賢いと言うか、人品が卑しいというか、いかにも嫌煙屋サンらしいあざとい方法だと思った。 そこで、顔見知りとなった「嫌煙イノチ」の近所の歯医者さんに声を掛けられた。タバコを吸う人と吸わない人の肺を比較したというお決まりのトリック写真の他、数多くの気持ちの悪くなるような真偽不明の怪しい写真を並べたのに加えて、様々な小物があった。 その中に面白いものと言うべきだろうか、今の嫌煙運動の体質を見事に象徴している小物があった。 透明な液体が少し入ったペットボトルである。 「さあ、たばこの煙をこの中へ入れてくんろ」 私はお人好しなので、言われるままに、パイプの煙を吹き込んだ。 嫌煙歯医者サン、するとフタをして、シャカシャカと振って「たばこを吸うと、こねえな悪いんもんがあんたの体なけえ、へえるんですよ!」と得意げにご託宣。 「ほらっ」とペットボトルを私の顔の前に突き出した。 ところが、何も変わらない。 「おかしいな」と首を傾げるので、私は深呼吸してもう一度、煙を思い切りたくさん吹き込んでやった。出血大サービスだ。 でも、何も変化しない。 彼は困った顔をしていた。そこで、私は尋ねた。「あれれ? 一体、あんたは何をさせてえんでえ」 彼曰く、いつもは、たばこの煙を入れて振れば、ペットボトル中の透明な液体が瞬時に汚い茶色に変わるのだそうだ。すると喫煙者は「わーっ」と驚くのだそうだ。 ただ、これは単なる手品モドキのイカサマ。色が変わるのは、ペットボトルの中に入れた試薬が酸性に反応するだけのことに過ぎない。 こんな子供騙しの手品モドキで人を欺くのは感心しませんね。 私が大量に煙を吹き込んでやったのに、なぜ色が変わらなかったのか? ネタばらしをするまでもないが、紙巻きたばこの煙は酸性だから試薬は茶色く変色する。だけど私が吸っているのはパイプたばこ。パイプで喫って出てくる煙は弱アルカリ性です。 パイプたばこの煙では色が変わるはずがない訳ですよ。 嫌煙屋サン、少しは勉強になったかな? 某月某日 ふ〜ん、そうなんだ すっかり仲良しになった「嫌煙イノチ」の歯医者サンが面白い画像を教えて下さった。 タバコは美容の大敵! ここに世界のタバコ警告表示が紹介されている。この中のEUの警告に憫笑を覚えた。 気持ちが悪い例の捏造写真のオンパレードの中に「喫煙は肌の老化の原因になる」と書いてあった。 そうかな? 還暦をとっくに過ぎた私の肌は、自慢じゃないけど、つるつるピカピカですよ。顔にはシワもシミもありません。幼稚に見られています。 先日、地元のデパートで測定してもらったら、肌年齢が50歳と判定されました。 「喫煙は精子を傷つけ、妊娠をし難くする」 そうかな? ウソッパチ臭いな。 昔は今よりはるかに喫煙率が高く、男はほとんど喫煙者だったけど、どこの家庭も子沢山でしたよね。 ちなみに私の子供は3人プラスα。αとはどこかにひょっとしたら隠し子がいるかもしれないという意味です。 「喫煙は血流を減らし、インポテンツの原因となることもある」 ふ〜ん、そうなんだ。たばこでインポになるんだ! ドキッ! 本当かな? 私はストレスによる心理的・精神的圧迫がインポを引き起こすんだと思っていました。 実は、ここだけの話ですが、何を隠そう私も30代の時、仕事と個人的な事情によるストレスで半年ほどインポになったことがありました。 しかし、パイプたばこでインポはすっかり解消しました。 ウソだと思うなら、嫌煙のインポの方。ぜひこっそりとパイプたばこを試してみて下さい。 嫌煙インポサン、隠しているけど、本当はたくさんいらっしゃるはずです。 老爺心ながら、一言忠告すると、たばこを極端に嫌うというその狭量さ、ゆとりの無さ、人間の器の小ささ、心のアンバランスがインポにつながっているんですよ! 私はパイプをゆったり喫ってリラックスすると、今でもオットセイ並みの精力が漲って始末に困っております。もちろん相手にもよりますがね……。 還暦過ぎの若爺さんとしては、少しは自慢してもええんじゃないですかな。 違いますかな? インポの嫌煙サン。 他にも色々な国のトンデモ警告がありました。 御用とお急ぎでない方は一度のぞいてみて、そのコケオドシの幼稚さを笑ってみて下さい。 某月某日 喫煙者はスペイン、ポルトガルへ遊びに行こう 愛煙家の隣家のご主人が拙宅に遊びにいらしたので、先月旅行なさったスペインとポルトガルの土産話を伺った。 「たばこを吸える場所が減っているそうで、困ったでしょう」と尋ねると、「確かに吸える場所は少なくなっていたけど、たばこのおかげでかえって良い事もあった」そうだ。 団体ツアーで泊まったホテルは全館禁煙。しかしバルコニーで吸うのはOKなので、同じ旅行代金で、吸わない人よりランクの高いバルコニー付きの部屋に泊まれたそうだ。 バルコニーには思い切りたばこを楽しめるように、テーブルと椅子があって、たばこを喫ってくつろぎながら良い景色を楽しめたそうだ。 街中でもレストランやバーが全面禁煙に。以前はボーイにチップを相当弾まないと、カフェテラスの席へは案内されなかったのが、「私はスモーカーだ」と言うとチップ無しで案内してくれたそうだ。 スペイン、ポルトガルは人生のゆとりを楽しむ大人が多い国です。 屋外での喫煙も「副流煙で健康被害がある」とウソッパチを並べて目を三角にして咎める嫌煙運動屋サンがはびこってきた極東のどこかの国とはやはり違いますね。 |
2011.12.01 |