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厚生労働省の奇奇怪怪な「最新たばこ情報」

当ホームページの愛読者の方から、厚生労働省の「最新たばこ情報」に掲載の図表がどう見ても変じゃないかというご指摘があり、専門家に依頼してこの「最新たばこ情報」のおかしさを簡潔に解説して欲しいというご要望がございました。
http://www.health-net.or.jp/tobacco/risk/rs410000.html
確かにこの図表を拝見すると、昭和25年という男性の喫煙率が80%を超していた時代には、「たばこが原因で亡くなったとする方」はゼロだそうで、喫煙率が下がり続けているにもかかわらず、「たばこが原因で亡くなったとする方」はどんどん右肩上がりで増え続けています。

素人が一目見ても、おかしいと思うのは当然です。

この図表の作成者は、「たばこ関連疾患の多くは、喫煙を開始してから20-30年かかって発症し死に至るので、現在の死亡の状況は過去の喫煙の状況を反映していることになります」と珍妙な解説をつけて、なんとか辻褄を合わせようとしています。

しかし、それなら大正後期、昭和初期に盛大に喫煙なさっていた愛煙家の先輩方は、20−30年後の昭和25年には、どなたもたばこが原因で亡くならなかったことになります。

前提がおかしいデタラメな統計トリックで世間を誑かそうとすると、矛盾が誤魔化しきれなくなり、論理が破綻するという事例の一つだと思われます。

余談ですが、厚生労働省といえば、AIJ投資顧問による年金資産消失事件で、その隠れた体質が浮き彫りになりました。

すなわち、多数の厚労省OBが多数、民間の年金基金団体に役員等で高給で天下っており、その厚労省OBルートの紹介で、多くの年金基金団体が詐欺まがいのデタラメ運用をする投資顧問会社に勤労者の大切な積立金を預けて、ほとんど消失してしまったという事件を見ると、どういう体質の役所か、おおよその見当がつきます。

そうした体質の役所が、本来の国民の健康を守るという仕事をなおざりにして、たばこ嫌いの小宮山洋子厚労相の下で、たばこ狩り政策、喫煙者敵視に狂奔しているのが、遺憾ながら我が国の現状です。

前置きが長くなり、恐縮です。

当HPにご寄稿を頂いている専門家の川原遊酔先生に、「どこがおかしいか」の解説をお願いしましたところ、快く執筆して頂いたので、ご紹介します。

詳しくは、連載コラム「紫煙を楽しむ」シリーズ35
厚労省の最新たばこ情報への反論をご覧ください。
日本パイプクラブ連盟事務局