日本パイプクラブ連盟（略称・PCJ、会長・梶浦恭生）は、来る９月１４日に東京都・浅草の浅草ビューホテルにおいて、第41回全日本パイプスモーキング選手権大会を開催いたします。 大会に隣接の部屋では、パイプショウを併設し、展示即売会、パイプ入門教室を併催し、大会出場者のみならず、パイプに興味のお持ちの方、そのほか一般の方にも幅ひろく呼びかけ、パイプ喫煙の楽しさの輪を広げるように努めております。

第41回大会は全国のパイプクラブ会員の皆様、クラブには所属していないが独自でパイプ喫煙を楽しんでおられる愛煙家の皆様、挙って御参加ください。参加定員は先着申し込み順に250名の予定です。

パイプスモーキング選手権大会とは、３グラムのパイプたばこ（紙巻3本分）をビリヤード型パイプ（ステムが真直ぐで、ボウルが直立した標準のタイプ）に詰めて、どれだけ長い時間をかけて喫い続けるかを競う大会です。

日本パイプクラブ連盟加盟の３０クラブとフリーの参加者を加えて、約２５０名の男女がひたすら吸い続け、最後まで残った競技者が「チャンピオン」になる、わが国唯一のパイプスモーキングの全国競技会です。

この競技は、わが国では約４０年以上の歴史があります。ルールはマッチ２本で１分以内に点火すること、競技中は席を立ってはならないことなど、３０項目の厳格な国際競技規則に則って行われます。とはいえパイプとタバコを愛する紳士淑女の会合だけに、厳粛な中にも和気藹々とした雰囲気が漂い、各選手は楽しみつつ、日頃培ったロングスモーキングの技をゆっくりと競います。

全日本選手権大会は年１回開催致しますが、東北、関東、中・四国などで、各地のパイプクラブが主催する地区大会も、随時開かれています。これらの地区大会や加盟クラブを統括するのが、日本パイプクラブ連盟（略称・PCJ、事務局・東京）です。全国に加盟クラブ数３０、会員４００名を擁します。

日本パイプクラブ連盟は、フランス・パリに本部を置く国際パイプクラブ委員会（略称・CIPC）に加盟しており、傘下の２７ヶ国ナショナル・パイプクラブ（各国のパイプクラブ連盟）との交流を深め、パイプを通じた国際親善にも努めています。

国際パイプクラブ委員会は加盟各国で開催される国内大会のほか、世界選手権大会を４年に１度開催しており、日本パイプクラブ連盟は既に世界パイプスモーキング選手権大会を､1976年と1990年の２度にわたって東京で開催しております。また2018年の第14回世界選手権大会を東京に誘致すべく計画中です。

パイプスモーキングは、薫りの高い独自の喫煙文化と優雅な喫煙スタイル持つ、いわば“ゆとり”の文化”です。今脚光を浴びている「スローライフ」を実現するする典型的な手段といえましょう。永い歴史と伝統を受け継ぎ、洗練された生活文化であるパイプスモーキングこそが、時間に追われる現代人がもっとも必要とする“ゆとり”と“くつろぎ”をもたらしてくれるものであると、日本パイプクラブ連盟は確信しております。