日本パイプクラブ連盟（略称・ＰＣＪ、会長・梶浦恭生）は、来る１０月１１日（日）に名古屋市・中区・錦の「名古屋国際ホテル」おいて第４２回全日本パイプスモーキング選手権大会を開催いたします。
今回は尾張名古屋での開催で、会場は名古屋駅から地下鉄東山線で２駅目の交通至便の地、名古屋のど真ん中、“錦”です。
大会会場ではパイプショウも開き、展示即売会、パイプ入門教室を併催し、大会出場者のみならず、パイプに興味をお持ちの方、その他一般の方にも幅ひろく呼びかけ、パイプ喫煙の楽しさの輪を広げる機会としたいと考えております。
第４２回大会には全国のパイプクラブ会員の皆さま、クラブには所属していないが独自にパイプの喫煙を楽しんでおられる愛煙家の皆さまも挙ってご参加下さい。多数の参加をお願いいたします。参加定員は先着申し込み順で２５０名の予定です。

パイプスモーキング選手権大会とは、３グラムのパイプたばこ（紙巻たばこ３本分）を
ビリヤード型パイプ（ステムが真っ直ぐで、ボウルが直立した標準のパイプ）に詰め、それをいかに長く火を消さないで喫い続けられるかを競う大会です。大会で使用するパイプは主催者が準備、支給いたします。
一同に会した約２５０名の男女がゴングの響く中着火し、３グラムのたばこをひたすら喫い続け、最後まで火を消さないで残った競技者が「チャンピオン」になる、わが国唯一のパイプスモーキングの選手権大会です。競技は個人戦。レディース戦、団体戦（３人一組のチーム戦）を行います。

　この競技は、わが国では４０年以上の歴史があります。ルールはマッチ２本で１分以内に火を点けること、競技中は席を離れてはならないことなど、約３０項目の厳格な国際競技規則に則って行われます。とはいえパイプとたばこをこよなく愛する紳士淑女の大会だけに熱気とともに、和気藹々とした雰囲気が流れ、各選手は楽しみつつ、日頃培ったロングスモーキングの技をゆっくりと競います。また、競技終了後に開かれる表彰式とパーティは全国から集まったパイプ愛好家のエールの交歓の楽しい場となります。

　日本パイプクラブ連盟（略称・ＰＣＪ、事務局・東京）は、全国に３１あるパイプクラブが所属し、会員約４００名を擁しています。ＰＣＪはフランス・パリに本部を置く国際パイプクラブ委員会（略称・ＣＩＰＣ、加盟２７か国）に加盟しており、各国のパイプクラブとの交流を深め、パイプを通じた国際親善に努めております。
国際パイプクラブ委員会は加盟各国で開催される大会を統括するとともに、４年に一度世界選手権大会を開催しております。世界大会は日本で既に１９７６年と１９９０年の２回開催しておりますが、このほど２０１８年の第１４回世界大会を東京で開くことが決まりました。全世界から多数の参加者が出場することが予想されております。

　パイプスモーキングは薫りの高い独自の喫煙文化と優雅な喫煙スタイルを持つ、いわば“ゆとりの文化”です。声高な声がまかり通る世の中で、ゆったりと嗜好を楽しみ、スローライフを実現する典型的な手段でもあります。長い歴史と伝統を受け継ぎ、洗練された生活文化でもあるパイプスモーキングこそが、時間に追わる現代人がもっとも必要とする
“ゆとり”と“くつろぎ”をもたらすものであります。