パイプの愉しみ方

パイプの愉しみ方

水戸JCブライヤーズクラブの鮟鱇鍋例会参加記

JPSC PM生

早春の2月12日の土曜日。水戸JCブライヤーズクラブからご案内を頂き、同クラブ主催の恒例の2月の鮟鱇鍋例会に参加させて頂きました。

前日の建国記念日11日は、関東一円は大雪とあって、果たして水戸に行けるだろうかと危ぶみましたが、天気予報が外れて12日は朝から晴れで寒さも緩み、交通機関の乱れも無し。午前中に東京駅に集合して、2時間弱で昼過ぎには水戸駅着。

早速、ホテルに投宿して、皆で水戸の偕楽園を訪ねてゆっくりと観梅。今年の梅祭りは2月20日からだそうで、12日はまだ一分咲き程度でしたが、それでも紅梅と一部の白梅の木の中にはかなり咲き誇っているのもあり、早春の風情を大いに楽しめました。前日の雪が庭園に結構残っていて、誰が作ったのでしょうか、ベンチの上には雪だるまさんが鎮座していました。

曇り空の下で散策しながら梅見を楽しむうちに、次第に小雨模様となり、庭園の隅っこの木立の下のベンチに座って皆でパイプ煙草を喫いながらの雨宿り。持参した芋焼酎を熱いお湯で割って啜りながら、屋台のホカホカのたこ焼きを肴に、一足早い梅見パイプと梅見酒を楽しみました。


梅祭りが始まると、偕楽園は観光客で混みますが、人が少ないのも良いものです。

庭園内を歩き回って少し疲れたので、ホテルに戻ってしばし休憩。夕方5時半から市内の料亭で開催の鮟鱇鍋例会に繰り出しました。水戸JCブライヤーズクラブの皆さんが約10名ほど、連盟からはJPSCと六本木ローデシアンパイプクラブの面々が計6名。皆、顔見知りの間柄とあって和気藹々の雰囲気で例会が始まりました。

水戸の大金会長の開会のご挨拶を受けて、連盟を代表して梶浦副会長兼事務局長が、昨年の茨城県土浦市で開催した第37回全日本パイプスモーキング選手権大会の主催クラブとしての水戸JCブライヤーズクラブの皆さんの労をねぎらって、盛大に乾杯。

大金会長が差し入れた「水戸天狗党」などの地元の銘酒を味わい、太平洋の新鮮な海の幸に舌鼓を打ちながら歓談。鮟鱇鍋が煮えて出来上がった頃には蝦夷鹿の竜田揚げ(鯨の竜田揚げそっくりの味でした)も振舞われて一同おなか一杯になったところで、煙草2グラムでのタイムレースが始まりました。

水戸の例会は1グラムで競うタイムコンペが有名とあって、東京からの遠征組の中には用意周到に1グラム用の小ぶりのパイプを持参している人もいましたが、なぜか今回は2グラム。早速、東京組が着火失敗でブービーメーカーとブービーになってしまって大笑い。酒が入ってのタイムコンペとあって集中力もいささか散漫になり勝ちで、食べ過ぎでお腹が苦しくなって寝転がってパイプを喫う人もいる有様。1時間足らずで全員があえなく消えてしまいました。


最後の鮟鱇鍋の汁でつくった雑炊が絶品。コラーゲンたっぷりとあって紅一点のSさんが何杯もお代わりをしていたのが印象的でした。


水戸JCブライヤーズクラブの皆様、お世話になり、ありがとうございました。