パイプの愉しみ方
大煙会2019 開催報告
愛煙家による愛煙家のためのイベント「大煙会2019」
(http://ameblo.jp/bigsmoke-japan/)を3月31日、東銀座・サロンドジュリエにて開催しました。毎年、開催日は7月第1日曜日の開催としてきました。昨年暮れの段階まではその予定でした。しかし、東京都の受動喫煙防止条例が、今年の初めから徐々に規制の網を強めており、東京の喫煙環境の悪化で、夏に会場の確保が難しくなる可能性もあるため、やむなく早期開催となりました。告知から開催までも時間もなく、周知が遅れてしまい。夏の来場を予定していて、参加できなかった方もいると聞ききます。また、早期の開催に対応していただいた出展ブースの皆さんやボランティアスタッフ、来場された愛煙家の皆さんにこの場をお借りしてお詫びとお礼を申し上げます。
毎年1回は楽しい喫煙タイムを過ごせたらと、愛煙家の一般ユーザー有志で2010年に始めたこのイベントも今年で10回目。毎年、趣旨に賛同してくださっている日本パイプクラブ連盟(PCJ)とGO SMOKING友の会から後援をいただいています。ブースの出展にはメーカー、小売店などのご協力をお願いしています。今年も柘製作所や喫煙具の作家さん、FEEFやPCJなどの団体の皆さんにご参加いただきました。
今年は午前中から、のんびりした感じの会場でした。昼ごろから来場者も増えてきた感じになってきました。そうなると、パイプ煙草やシガー、シガレット、シーシャ(水タバコ)などの芳しい紫煙の薫りが会場いっぱいに広がってきます。出展ブースでは今年も各種の喫煙グッズの販売や、メーカーの製品案内、パイプ・煙管作家による新作の出展と販売を実施しました。試喫ブースではパイプ、葉巻、シーシャなどの試喫用のタバコを用意し、来場者に体験してもらいました。今年はパイプ作家の佐藤純雄・壱・櫻井謙一郎・小坂怜の各氏、茂作煙管と煙管・ライターなどの和彫をやっておられる彫金作家のAtelier KOTOさんに参加いただきました。
毎年、パイプ、葉巻など趣味喫煙の講習会を開いています。各種の趣味喫煙のベテラン愛煙家が講師になり、今年も各講習では熱心な来場者に講師が囲まれていました。来場者からの出品を募集し、毎年大盛り上がりのチャリティーオークションでは、パイプなどの喫煙具が次々と落札され、出品物によっては白熱した戦いが繰り広げられていました。事務局では、オークションの落札額は出品者にそのままお渡ししています。今年12月1日の「東京パイプショー2019」でも同様のオークションを開催しますので、パイプスモーカーの方々の出品及び落札をよろしくお願いします。
毎年、常連の方や顔なじみの来場者の皆さんとお会いでき、皆さんの喜ぶ顔を拝見できて、大煙会スタッフ一同はいつもやりがいを感じています。ただ、来年以降の開催についてですが、受動喫煙防止条例や10月の法改正の内容によっては、大煙会はその影響をもろに受けることになります。新規の方の来場も増え、ゆったりと紫煙を燻らしてと愛煙家同士の団欒の場を作ってきましたが、その場所の提供も難しくなってきている状況です。でも、まだまだやる気でおります。来年も来て見て喫って楽しい「大煙会2019」を開催したいと思っています。愛煙家のみなさんとまた会場でお会いできることを楽しみにしております。