パイプの愉しみ方
東京パイプショー後記
ピエール塩澤
2023年6月4日(日)、3年半ぶりにイベント「東京大パイプショー」を開催することができました。
当日は天気が良く、湿度も低く過ごしやすい天候に恵まれました。
今年は入場料を徴収することになり不安もありましたが、開場前から入場者が列を作るほど盛況でした。
今回のイベントは、これまで開催してきた東京パイプショー(2012年~)と大煙会(2010年~)を一つにしたものです。
イベントのメインとなるのは「パイプコンペティション」です。しかし今年は告知期間も短かったため十分な数が揃わず、審査は来年に持ち越しとなりました。楽しみにしていた皆様には申し訳ありません。
このコンペは「次世代を担う若いパイプ作家の発掘」を目的にしており、既にこのコンペから多くのパイプ作家がデビューしました。
来年のコンペにはパイプ制作に興味のある多くの方々にチャレンジしてほしいと希望しています。
私達のイベントは当日開場にいたスタッフたちによって企画から運営まで、誰の手も資金も借りずに行っています。
人員、資金不足などもあり、年1回の開催とすることにしました。
今回から入場料をお一人様1,000円頂戴することによって、なんとか赤字を出さずに運営する目処がつきました。
開場に足を運んでいただいた皆様には感謝いたします。
当日は柘製作所の柘会長、三井社長によるパイプの過去から未来を語るトークショーや、恒例のオークションによって大いに盛り上がりました。
特に印象的だったことは、来場された多くの方々から「開催してくれてありがとう!」というお言葉を頂戴したことです。
誰にも気兼ねなくタバコを楽しめる場を作りたい。という想いから始めたイベントが皆様に受け入れられたことを実感しました。
次へのモチベーションも高まりました。
来年もまた一緒に紫煙を上げましょう。