パイプの愉しみ方
パイプ開発者のモノローグ 第六話 「啓蒙」
いっそのこと、パイプ喫煙をもっと一般化させるためのアイデアを募集したら如何でしょうか。
日本パイプクラブ連盟は唯一の国内的、国際的に認知されている権威ある団体かと存じます。
スポンサーは当然JT様かと勝手に勘違いしておりましたが、JPSCの先輩会員に「日本パイプクラブ連盟もJPSCも、パイプ喫煙愛好家の会員による独立自尊の団体である。その活動は会員の無償ボランティア活動と会費で成り立ち、スポンサーは存在しない」と厳しく叱られました。「むしろJTに対する圧力団体」なのだそうです。認識不足の段、誠に失礼しました。
ここでは隠れパイプ愛好家にもどんどん名乗りを上げてもらい、その中の著名人にどんどん発言をして頂くと良いでしょう。
えっ、あの人が・・と、当然追っかけ層が、パイプを求めるでしょう。
そして「初心者のためのパイプ」なる本が、雑誌が、ベストセールスとなります。(なお、日本パイプクラブ連盟では、幻の名著「パイプ大全」の新装改訂版を近々刊行するそうです)
内容はこうです。
- フォトグラフ パイプのある風景
- パイプと私 著名人5人のパイプ稿
- パイプの歴史
- 煙草ブランド図鑑
- パイプメーカー図鑑
- ユースドパイプの楽しみ
- パイプ喫煙いろは
- パイプのお手入れ
ここでも拙作パイプが特集されます。きっと。
マナーには触れますが、内容の中では、嫌煙を主張する人は相手にしないのが一番です。どうぞご勝手に……というスタンスが良いと思います。
何が好きで嫌いか等は個人の問題だからです。
この記事に触発されてパイプ喫煙を始められる方も男女を問わず、増えるはずです。
折角ですので、一度パイプを始めても、すぐに嫌にならないようにパイプ喫煙の奥深い楽しさを紹介した企画が良いと思います。
例えば、パイプ煙草では、思いっきり肺まで吸い込まないように「極意、ふかし煙草」などの心得集が必要です。
パイプそのものも、安物から始めて一度で懲りないように、中程度のもので始め、次第に逸品名品に移るように啓蒙します。
国内にも優れたメーカーや作家が居られる事も、購入の仕方も余り知られていません。また特にパイプ喫煙を止めてしまう原因のうち大きいものが、マウスピースの消耗でしょうから、これを機会に、これだけは格安にしてあげて、修繕、取り替えのためのシンジケートを結成すると良いでしょう。
エボナイトはとてもお安いのですから……。手間代はかかりますけど。
マウスピースを取り替えられる事すらご存じない方が多いのです。また、どこに頼めばよいのか、私もかつては知りませんでした。
このような普及のための「環境作り」が必要と考えます。
是非ご支援ご支持のほどお願い申し上げます。(政治家ではございません)
大言壮語癖は父親譲りですのでお許し下さい。
一方で、耐久性に優れ、街に持って行ける「カジュアル」なパイプも必要となります。
若者層とご婦人の取り込みが成否を左右します。
ここで、また私の登場となるのだぜ。