あたふたとようやく準備が整ったのは前日の夕刻でした。

柏の兄の所に当日の早朝、とりたての免許で１６号線をかっとばして向かい、兄のバモスに積み替えて今度は６号線を一路浅草へ・・・がしかし、ナビまかせにして浅草に着いたもののずばり浅草ビューホテルにたどり着く事は出来ませんでした。うろちょろしたあげく、ふと見上げるとそこしかない高層の建物がありました。着いた。

会場には早くも数社、テーブルの準備を開始していました。一間のテーブルが白いクロスで２０本ほど整列していました。まだ出店者の到着していないテーブルを一通り見て回って、ただただ、びびりました。

超超有名な作家ばかりだし、柘様、深代様などブランドメーカー様、有名店様ばっかりではないか。気を取り直して兄と共に陳列を開始しました。９時を廻ると、出展者も出そろい、大会出場者の方々もぼつぼつ店をのぞかれる様になりました。この時分の方々は、まあとりあえず覗いておこうや、という構えのようで、すっと近寄られ、さっと去っていかれる感じで、つい私も弱気になって、兄に向かって「売れないかも」とつぶやいてしまったら、兄が怒るの何の。「お前はなんて悲観的なんだ!!」

へい、すんません。

スモーキング選手権大会の開始時刻が近づくにつれて、この下見の方々も次第に増えてゆき、この頃からですね、当たりを感じ始めたのは。

とりわけ日本パイプクラブ連盟様のホームページ内「新商品紹介」の効果は絶大でした。これを見られて、大阪のクラブでは、「どうやってパイプの中に火をつけるのかで、大いに盛り上がった」とか、どうせならレスポールモデルのギター型を作るべし、等という貴重なアドバイスを頂いたりしました。

また、会場でご覧になった方からは「パイプは美術品であって、それと比べればこんなの玩具だよ」等という痛烈なご批評も頂いたりしました。ですが、有り難い事に、このパイプに込められたアイデアとハート形のデザインなどには「おもしろいおもしろい」と言ってくださる方がとても多かったのです。

大会が始まるとお客様が、がくんと減ってしまったのですが、しばらくすると大会記録は残せなかったようですけど、何故かとても満足げなご様子のお客様が次第に増えてきました。

そしてなんと売れ始めたのですぜ。

その中には外人バイヤーも居られ、「おもしろいものを見られて、本当に来てよかった」などと真顔で言われ、ご自身用に一本買って下さったのには正直驚きました。（通訳して下さった、ＴＳＵＢＯＴＡ　ＰＥＡＲＬのお嬢様。有り難うございました）

結局、終了時間までに、なんと５本も売れちゃったのであります。

中には会場の喫煙コーナーで、早速試された方が居られ、お帰り際に「とてもよい」と言ってくださいました。ストローを使った試飲も、おおむね好評で、ＪＴ系列の企業の方も「おもしろいですね」という自分たちにとり最大の賛辞を寄せてくださいました。

売れた事はもちろん嬉しいのですが、パイプ愛好家の方々の目にとまり、様々なご感想

や、ご意見、蘊蓄を頂いた事が今回の収穫でした。こちらの物作りの思いが通じて、その機能や工夫に価値を見いだして購入してくださった方、購入まで至らずともいろいろアドバイスを下さった方に、感謝する事しきりです。

そして、この様なお披露目の機会を提供してくださった、日本パイプクラブ連盟様と、梶浦様に、心から御礼申し上げます。

まだまだこれからの「安全健康喫煙パイプ　ＫＯＮＹＡ　ＰＩＰＥ」です。

日々、製作者の兄の手により改良が重ねられていますので、さらに、使いやすく、おいしく喫煙をする・・・・という目的にかなうパイプに育つと思います。

ご購入いただいた方はもちろん、皆様も「ＫＯＮＹＡ　ＰＩＰＥ」をご一緒に育ててみませんか。

パイプの長い歴史にちょこっと、足跡を残しつつあるのですから。

業務連絡

1. 当日、大会の景品として「ＫＯＮＹＡ　ＰＩＰＥ」を獲得された方が、お読みになられましたら、製品裏に刻印されたシリアルナンバーと共に、お名前、ご住所を兄までご連絡下さい。ご利用方法をお伝えするとともに、ユーザー登録をさせて頂きたいと存じます。
   yume-no6@pop02.odn.ne.jpにメールでお知らせください。
2. 製品パンフレットをご入り用の方もメールでご請求下さい。