パイプの愉しみ方

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国際パイプスモーキングの日・JPSC例会報告

JPSC世話人代表 梶浦恭生

日本パイプスモーカーズクラフ(JPSC)は、2月20日の「国際パイプスモーキングの日」(IPSD)にあわせて2月の例会を開催した。

JPSCは、通常、第3火曜日の午後6時半から東銀座のレストランの奥の会議室で例会を開いているが、今月は、IPSDのスペシャルイベントと言うことで、日程を変更。例会のスモーキングコンテストのタバコ使用量も国際大会規定の3グラム(通常は時間の制約もあり、2グラム)にして日ごろのロングスモーキングの技を競い合った。

例会の冒頭、新入会員の入会承認があり、JPSCの会員数は63名となった。昭和56年には64名の在籍者がいたので、ピーク時に今1歩と迫っている。

当日は、早い人は午後5時頃から集まり、参加者はゲスト2名を含め28名。会議室に予め用意した椅子が満席になり、盛会であった。

コンテストは、珍しく着火ミスもなく、最初のリタイアが出たのは20分経過後、30分過ぎてもリタイアは2人と、珍しくハイレベルのコンテストになりそうな雰囲気だった。

しかし、いつものようにおしゃべりと茶々ばかりが多いJPSC例会特有の和気藹々の雰囲気が災いしたのか、60分後には強豪6人に絞られ、3グラムでAクラスといえる100分を超えた人はわずか1名となり、108分のまずまずのタイムで平野氏が優勝した。

リタイア組は黙々と喫い続けるコンテスト参加者を尻目に、別室のレストランへ移動して楽しく酒宴、パイプならぬ杯をあげてIPSDを祝した。

最後に出席者全員がパイプを銜え、「パイプスモーキングの自由」、「世界の平和」を祈念し、記念撮影した。

優勝者がかかえているレリーフは、ゲストの池田一弘氏が日本パイプクラブ連盟(PCJ)のマークを基に作成したものである。

この直径45cmのレリーフは、今後PCJの公式会合で掲示する予定である。

なお、2次会の酒宴は終了の午後9時半頃まで盛況で、そのまま3次会に流れた人も多かったという。また多くのJPSCメンバーが、西東京煙管倶楽部主催の立川パイプフェスタにも顔を出したので、長丁場の1日となった。

パイプをこよなく愛するスモーカーにとって意義あるIPSDの1日となった。