禁煙ファシズムにもの申す

禁煙ファシズムにもの申す

快著紹介「タバコは神様の贈り物」

 医学博士橋内章氏の新著が久々に上梓されました。「タバコは神様の贈り物」(真興交易(株)医書出版部、1,575円)です。早速、一読しましたが、常識ある大人の愛煙家の考えを正々堂々と述べたものです。まさに「大人の見識」です。

橋内博士は2年前の著書の「酒・タバコって本当に悪いの? ジャパニーズ・パラドックス」(真興交易(株)医書出版部、1,470円)では、「タバコが身体に悪い」という根拠乏しき通念に医学者の良心から疑問を提示しておられました。
とは言え、何か偉い医学界の権威に遠慮したような腰の引けた書き方が時々あり、読んでいて隔靴掻痒の感が否めなかったところです。

そもそも、臨床経験豊富なベテラン医師は、タバコが身体に本当に悪いなんて、本気にしていない方が多数派です。ただ、真実を語ると、イナゴのような連中が騒ぐから、相手にするのも鬱陶しく面倒なので、黙っているだけなのだそうです。

私の畏友の、ある名門病院の院長さん(腫瘍専門医)は、「愛煙幸兵衛さん、タバコを吸って癌になりたかったら、少なくとも3,000万円くらいはタバコ代に費やさないと無理ですよ。あんたは半世紀以上、モクモクと煙突のようにパイプタバコを吸い続けているけど、それでも、たかだか1,000万円でしょう。それでは、癌になるのは難しいよ。5,000万円分も吸えば、ほぼ確実に癌になれるが、あんたは癌になる前に、他の病気で死んじゃうよ」と笑いながら教えてくれました。喫煙の害についての動物実験は、狭い箱に呼吸困難なほどの濃厚なタバコの煙を入れて、経過観察するそうですが、これを人間に当て嵌めると、大体こうなるのだそうです。

何でも彼の大学時代の親友の脳神経外科のエキスパートは、現役時代、シガレットを毎日1carton=即ち200本吸っていたそうで、これには私もさすがに感嘆しました。

畏友曰く「脳外科の繊細な手術は、長時間、神経を研ぎ澄まして集中しなくてはならないので、タバコで手術の集中力を高め、同時にタバコでリラックスしているのでしょう」と解説しました。愛煙家ならご承知の通り、ニコチンには覚醒と鎮静の相反する効果があるのです。

なんでも、その腕の良い脳外科医は50歳を超えてから、どういう理由かわからないが、タバコを辞め、それからしばらくして脳卒中になったそうです。「おそらくストレスが原因でしょう」と畏友は言いました。私はタバコの害ばかりをごちゃごちゃ言う医者は、はっきり言って技倆未熟な藪さんだと確信しています。読者の皆さんの周りにもいませんか?

さてさて、本題に戻りますが、今度の橋内博士の著作は、前作への反省に立ち、すっきりと本当のこと、大人の真実を書いておられて、読後感が爽やかです。ダンディーなショーン・コネリー主演の007を例に取り上げておられるあたりは、なかなか洒落っ気のあるお医者さんです。橋内博士はまだ50歳前後のお若い方ですが、友達になって一杯酌み交わしたい爽やかな人柄の快男児だと拝察いたします。

浅学なる私が、内容をいちいち紹介するのは僭越至極でしょうし、営業妨害となりますから、内容には触れません。

読者諸兄。苟も愛煙家を自認されるならぜひ取り寄せて、一読されたい。愉しく読めて、日頃の溜飲が下がることを保証します。

タバコは神様の贈り物読者のご参考までに、表紙と見出しだけ、御紹介しておきます。
(喫煙関連書籍ページをご覧ください)
愛煙幸兵衛
2008/02/18