「虫垂切除なう」

「RT＠tamper_maker　どこの病院や？見舞いいくぞ！」

麻酔が覚めたばかりだというのに、うるさいのに見舞いに来られては堪らない。

「ヒント１：窓からスカイツリーが見えます」

「おう、元気か？」

見舞いにその台詞はないと思うが、「明智君、やるね」と言わざるを得ない。実は家の者に電話で問いただしたことが後でわかった。

見舞いに落語のDVD、は悪魔の所業である。文楽、圓生ならまだしも、志ん生だった日には傷口が開く可能性が大である。「ボディターンであと５０ヤード飛ばす」の類も勘弁して欲しい。

「初○○○なう」

「RT＠tamper_maker　きったねー」

「退院なう」

「RT@tamper_maker　快気祝い、何時だー？」

「虫垂欠損患者を励ます会じゃー！」

「抜糸なう」

「RT@tamper_maker　快気祝い、何時だー？」

「初パイプなう」

「RT@tamper_maker　快気祝い、何時だー？」

コミニュケーション手段がツィッターに変わっても、友は選びたいものである。