CIPC情報

国際パイプクラブ委員会(CIPC)

国際パイプクラブ委員会(CIPC)年次総会参観記
森谷 周行

第13回世界パイプスモーキング選手権に付随して開かれた年次総会にオブザーバーとして出席し、2018年の14回東京大会の準備状況を説明する機会があったので報告する。

会議は大会前日のガラ・ディナーに先だって、選手権と同じウォルケンブルグの小会議室で行われた。議事は公式にはフランス語と英語で進められるらしいが、始めの挨拶からしばらくすると、発言者がスロバキア、イタリア、日本と多彩になり、原稿が通訳に渡されていないこともあって、ブロークン英語が主になった。2015のイタリア・フィオリタでのワールドカップの状況、2016のスロバキア・ニトラにおけるヨーロッパ選手権の立候補および説明等の後に、日本の次回世界選手権の説明を求められた。日時・場所は東京で秋というだけで他は検討中、準備委員会が立ち上がって自分が一応責任者、ルールはCIPCに準拠するともっともらしく説明するも、そんなのは当たり前のことだとの声がする。資料に添付した前回の東京大会(1990)風景に写っている容貌が誰の若いころかと詮索する委員が多数いたお陰で、厳しい追求を免れたのは幸いであった。最後に、日本の美しい秋の空に皆でパイプの煙を吹上げようではないかと結んだところを、コーネリウス会長が我々も今から節約して飛行機代を貯めておこうではないかと引き取ってくれて無事プレゼンを終えた。

その後、大会審判の選定、競技タバコ検量等が行われると、遅い昼食となって委員会は終了した。委員達は前夜夕食会で既に皆で久闊を叙しているためか、和気藹々と揉めることもなくフランクに終始した会議であった。