キセル・シガ−の愉しみ方
水タバコを楽しもう! その2
「水タバコの歴史」
エジプトに水タバコが伝わったのはオスマントルコ時代にトルコから伝わったようです。トルコではトンバークというタバコが吸われていたそうです。
当時のエジプト人はトルコの文化に憧れました。
しかし、トンバークがなかなか手に入らない。
その頃のエジプトにも現在の手巻きタバコのようなものが存在していましたが、水パイプで吸うとやはりイマイチだったそうで、あるシーシャが大好きな人が食事をしていたときに、ふと「このジャムを混ぜたらいいのでは?」とひらめいたとか、たまたま食事中にタバコに落としたジャムをシーシャで吸ったら非常に美味しかったなどのお話も存在しています。
これがエジプトの水タバコ「モアッサル」の始まりです。
フレーバーの開発
モアッサルはエジプトの一般庶民の間では身近なもので香りづけをしていたようですが、シーシャファンなら一度は耳にしたことのあるナハラ社では1986年から本格的にフレーバー付きのモアッサルの開発を始めました。
それから3年後の1989年に初めて「アップルフレーバー」のモアッサルがナハラ社から発売されました。
これは多くのエジプト人が好んでアップルジャムなどを用いていたという背景もあるようです。
現在でも、非常に人気の高いフレーバーで愛好家のお年寄りの方の中には「わしゃ、アップルしかやらん」なんていう人も少なくないとか?(笑)
アップルが発売されてから、わずか10数年のうちに色々なフレーバーが開発され世界各国で楽しまれています。
フレーバーのこと
フレーバータバコを製造する過程では糖蜜やフレーバーの吸収をよくするため、まずは一度タバコの葉に湿度を加えるそうです。
湿度を与えられたタバコの葉は何種類かのタバコの葉をブレンドして、モアッサルに適した大きさにカットされます。
カットされたタバコの葉をもう一度乾燥させます。
これに糖蜜、フレーバーを加えます。
※フレーバー付きのタバコに果実そのものを使うわけではありません。フレーバーによって天然果実のエキスと香料を加える割合を調整します。
また、ミントやジャスミンは100%天然エキスで香りづけされています。
フレーバーを加えたタバコは長くて2週間の間じっくり寝かせて発酵させ、フレーバーがより浸透するようにし熟成させて完成です。
色々なフレーバー
モアッサルはパッケージから出すと、見た目も香りも私たちが知っているタバコとは大きく違った印象があります。
それは、まるでフルーツジャムのよう。
このまま食べちゃっても美味しそうな印象を持ちますが、実際に口に入れてもそんなに美味しいものではありません(笑)
シーシャの王道と呼ばれている「ダブルアップル」は、嫌味のない甘いリンゴの香りが強く、それを好む人は飽きがこない香りであるという方も少なくないようです。
フレーバーは日本で買える主なメーカーは
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<果物系フレーバー>
ダブルアップル、オレンジ、グレープ、ピーチ、スイカ、メロン、レモン、バナナ、マスカット、ストロベリー、ミックスフルーツ、ザクロ、アプリコット、パイナップル、パッションフルーツ、グァバ、バナナ、チェリー、アプリコット、ココナッツ、レッドチェリー、ブラックベリー、ホワイトグレープ、ライムレモン
<香り系・その他フレーバー>
チョコレート、チョコミント、ミント、メントス、はちみつ、カフェラテ、ローズ、アールグレイ、コーラ、カルダモン、ピスタチオ、マルガリータ、ブラックハニー、コーヒー、ゴールデンアンバー、シルバーフォックス
フレーバーは色々なユーザーに楽しんでもらうため、また飽きが来ないようにと新しい商品が次々と発売されているようです。
シーシャのお店で聞いた美味しい吸い方
今回お邪魔させていただいたのは、三鷹にある「アンタレス」さん
東京都三鷹市上連雀1-2-8
http://g.co/maps/5ze8t
こちらのご主人お薦めの美味しい吸い方は
「無着香のフレーバーにアルミホイルを使わずに直に炭を乗せる」というものです。
通常は火皿にフレーバーを乗せ、その上をアルミホイルで覆い穴を空け、さらにその上に炭を乗せるのですが、このときのアルミホイルは使わず、直にフレーバーの上に炭を乗せるというものです。
使用するお薦めの無着香フレーバーはEL NAKHLA社のZaghloulパッケージを開けると無着香でありながらも、黒蜜とタバコの良い香りがします。
アルミホイルを乗せたときとの違いですが、
- 香ばしい味と甘い香りが強くなる
- アルミホイルを使ったときよりも煙が少ない
また、アンタレスさんではフレーバーの販売だけではなく、シーシャも販売されています。 | |
珍しいクリスタル仕様の現代風シーシャ |
お店で可愛いシーシャを見つけました。 アンタレスさんでは、お店で美味しいチャイを飲みながらシーシャも吸うことができます。 テーブルチャージ:400円/時間(フリードリンク) |
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日本ではあまり見かけない駱駝の絵柄 |
「角砂糖をかじりながらチャイを飲みシーシャを楽しむ」
Smoking witchがお薦めするシーシャが楽しめるお店のご紹介です。
シーシャに合う飲み物の一つといえば、すぐに出てくるのが「チャイ」という方もけっこういるのではないかと思います。
このお茶は直接砂糖を溶かして甘くして飲むよりも、甘いシーシャを楽しむ際に砂糖は溶かさず、少しずつかじりながら口の中で甘さを調節しながらシーシャを吸うと、どちらの味もより美味しく感じることができます。
そんな美味しいチャイが1杯200円で飲めてしまうお店
大宮駅から徒歩7分くらい
さいたま市大宮区桜木町2-455-2前原ビル2F
TEL048-653-8992
SHURUさん
http://www.geocities.jp/shuru_kami/
私の好きなお料理は マヒチェ【ライス付】(骨付き羊肉の煮込み)1,700円 羊の肉がとっても柔らかく、骨は手でスルリとはずれてしまいます。 ターメリックライスがアクセントになっているご飯の上にお肉とスープを乗せていただきます。 |
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マヒチェ【ライス付】(骨付き羊肉の煮込み)1,700円 |
食後のシーシャは、たっぷりと煙を吸い込み、香りをより楽しむために鼻から出します(笑)
先にご紹介したチャイとシーシャをどうぞ!
お腹も心も満足することは間違いないですよ。
次回もシーシャについて、楽しいレポートなどをお届けしたいと思います。