大会参加記
第12回 中四国パイプスモーキング選手権大会開催 |
個人戦は高松PSCが上位3名独占 団体戦も圧勝第12回中四国パイプスモーキング選手権大会が、平成25年9月15日、香川県高松市のオークラホテル高松で開催された。個人戦は高松PSCの樋上芳孝選手が91分13秒の記録で優勝し、準優勝は同じく伊勢野秀憲選手、三位は同じく壽福靖男選手と、地元高松勢が圧倒的な強さを発揮した。団体戦も高松PSCが264分11秒で圧勝した。 今回の参加チームは5チーム・団体。徳島PCの木内成一名誉会長が13日に逝去され、葬儀が15日と重なった関係で、徳島PCチームの半数以上の選手が出場を取りやめるなど、やや寂しい大会となった。 午後1時から開会式があり、山本和夫高松PSC会長の開会の挨拶に続いて、出場選手、大会役員全員で故木内成一氏のご冥福を祈って黙祷した。 続いて大会を後援して下さったJT四国支店の村雲勤業務部長が祝辞を述べ、梶浦恭生日本パイプクラブ連盟(PCJ)会長が、連盟を代表して「前身の中国大会、四国大会まで含めると30数回に及ぶ長い歴史のある中四国大会の成功を祈念する」と挨拶した。大会使用煙草の「桃山」を提供して下さったJTアイメックスの蒲池光社長が、今年で誕生80年を迎えた「桃山」について企業機密も交えながらの製品紹介をした。大会役員による競技ルールの確認の後、5分間の煙草詰め。鐘の音を合図に競技が始まった。 今回使用した「桃山」は高松PSCの湿度管理が良好で、出場選手からは「格段に美味しい」「素晴らしい味」という声が相次いだ。美味しくパイプ煙草を味わうには、湿度管理が最も重要だということを改めて印象付けた。 着火失敗は、東京・銀座の日本パイプスモーカーズクラブ(JPSC)メンバーとして競技に参加した梶浦PCJ会長。スモーキング大会は、10分未満で消えてしまう選手が相次ぐことが多いが、中四国大会は強豪揃いの大会とあって、30分経過しても次に誰も消えないという少数精鋭の激戦の様相を示した。 30分台で消えたのが4名。まだ、大半の選手がもくもくと煙を出しているが、50分を過ぎたところで、半数に絞られた。80分を超えたところでは、過去に優勝などの実績を持つ強豪選手に絞られた。この中でJTアイメックスチーム主将として参加した蒲池光社長が自己最高記録の80分30秒を出したのは見事だった。 高松PSCの3選手が、金銀銅を最後に競い合うなかで、樋上選手が最後に残り、盛大な拍手を浴びた。故木内氏の164分が中四国大会の最高記録。記録がどこまで伸びるか注目されたが、樋上選手は大会運営に配慮したのか90分余りで火が消えた。 表彰式と懇親会は会場を替えて1階のパーティー会場で。蒲池社長の乾杯の音頭で、香川の山海の珍味と美酒が振舞われた。今回は、高松PSCの格別の趣向で主な賞品が高松名産の盆栽。壇上にずらりと並んだ。県外から出場した選手が成績上位順に、好きな盆栽を獲得するというもので、豪華な盆栽を獲得した選手は大喜びだった。チャンピオンパイプは、樋上選手が過去に獲得しているため、準優勝の伊勢野選手が獲得した。宴酣のうちにそろそろお開きの時刻。主催の高松PSCの会員各位の心尽くしで、印象に残る楽しい大会だった。 次回、第13回は徳島PCが主催クラブ。徳島での再会を期待しながら、高松PSCの皆さんに送られながら散会となった。 折から高松市は台風18号の影響で午後から篠突く豪雨。三連休の日曜日にも拘らず、幹部職員が大会運営を手伝って下さったJT四国支店の皆様、ご協賛とご協力ありがとうございました。たくさんの賞品を提供して下さったJTアイメックス様、心から御礼申し上げます。 |
日本パイプクラブ連盟事務局 |