大会参加記
第44回 全日本パイプスモーキング選手権大会 東京(大会記) |
Gun Room of Tokyo 副会長 宇佐美 和彦
秋の訪れと残暑が交錯する気候の中、平成29年9月24日(日)第44回全日本パイプスモーキング選手権大会 東京 は浅草ビューホテルにて開催された。連盟会員、フリー、外国からの参加、パーティのみの方含め総勢250名に及ぶ盛大な大会となった。 日本パイプクラブ連盟 梶浦会長、JT東京支社長 清川様のご挨拶はいずれも「たばことその周辺の豊かな文化の継承」という内容、皆様一様に危機感を感じていることが伺える。会場にはその文化とともに歩んできた、御歳103歳の関口翁も元気なお姿で参加されている。選手宣誓後、CIPC代表を委嘱された森谷連盟理事長のゴングにて競技開始。大会使用たばこ葉「飛鳥」の難しさに開始30〜40分で離脱者が目立ち始める。競技離脱後の順位も今回から選手パスのバーコードを会場の端末にかざせばリアルタイムに判る仕組みに。 戦績は個人1位:中田守之(すみだ川パイプスモーキングクラブ)113分18秒
競技終了後のパーティではたばこに最も合うお酒、シェリーとラムが用意され、料理とお酒とたばこの織りなす妙に、スパニッシュギターとフラメンコの舞台演奏が更に歓談を盛り上げる。パイプを通じた文化の海原に五感を使って、ゆったりと航海しているかのよう。各テーブル同士、パイプの輪の交流も和やかに深まっていく。 歓談後半、表彰式に移り優勝者にチャンピオンパイプの贈呈、各表彰へ進行。締めは通例三本締めであるが会場側の時間都合により残念ながら閉会の辞となり、司会・当クラブ名誉会長 今井より、協力各所への謝辞と厳しい喫煙状況について「戦うのではなく、共存をはかり、この豊かな文化を残していく試みを皆さんとともに」というメッセージで締められた。 次年度の世界大会に向けて、新たな試みと原点回帰的意味合いを持つ、意義在る全国大会となったことと思う。
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