- 著者
- 医学博士 山田千晶 (元国立予防衛生研究所・室長)
- 出版社
- 株式会社 恒友出版株式会社
- 刊行年
- 1996年9月22日
- 価格
- (本体1,456円)
- 頁数
- 313
- ISBN
- 4-7652-6113-1
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目 次
- 第1章
- 虚構のなかのタバコ発がん説
- 疫学って何だろう…対照思考なくば、いかなるドグマも成立可能な魔術
- 悪用される疫学…例外例に目をつむるか、それを強調するペテン
- 根拠のないタバコ発がん説…クルマの排気ガス公害を隠蔽するために
- 発がん物質って何!?…腸内にもたくさん有害物質が
- 罪深き嫌煙運動…タバコ発がん説に欠如しているもの
- 第2章
- 千葉大学腸チフス事件の真実
- 事件の起きた頃
- 汚れなき迎合思想
- 乱暴すぎる不可知論の採用
- 卑しき迎合思想
- 暴論を支えた人たち
- 被告をおとしいれる罠
- お粗末なシナリオ
- おかしな二人の役割
- 事実をひた隠しする厚生省
- 虚偽答弁だらけの国会質疑
- とんでもない冒頭陳述
- 事件はこうして作られた
- 第3章
- 疫学にだまされるな
- 常識の錯覚
- 対照実験のない研究は新発見ばかり
- 平均値のごまかし
- 調査者は調査の鏡
- タバコ発がん説批判
- マウスの花粉症
- 禁煙センセイの玉手箱
- 一五年老化促進説の手品
- おかしなお金の話
- 農村主婦の肺がんが消えた
- 蛍族亭主こそ哀れ
- 嫌煙権運動は正義の御旗か
- 禁煙運動と鉢巻き日本人論
- 「ちみもうりょう」の禁煙論
- 健康増進薬としての紫煙のすすめ
- 科学者の持つ犯罪性〜エイズ問題を含めて
- 切り捨て主義と「らしさ文明」
- 忠臣蔵、鈴木充、タバコの三題噺
- 文明論としてのチフス事件とタバコ発がん説
- 厚生省、廃省のすすめ〜大腸菌0-157の大流行について
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