喫煙・タバコ関連の書籍案内

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第三版 パイプ大全
第三版 パイプ大全
編集
日本パイプクラブ連盟
出版社
未知谷
価格
(本体2,400円)
頁数
272
ISBN
ISBN978-4-89642-269-6 C0076
喫煙受難の時代、日本のパイプスモーカー約十万人。されど本書に類する書物一切なし
1978年『パイプ大全』、1983年『新版パイプ大全』に続いて待望の第三版、ついに刊行!

喫煙受難の時代、実はパイプ喫煙が密かなブームになっています。しかし、いざパイプを吸おうと思っても、どうやって吸えばよいのか。それ以前にまず、どんなパイプを選び、どんなタバコを買えばよいのか判らない方が大半ではないかと思われます。本書は、初心者のための入門編からパイプ喫煙のもたらす楽しさ、奥深さ。また、喫煙具、造型作品としてのパイプ、人生の伴侶ともなりえるパイプの素晴らしさのすべてを網羅したパイプスモーカー必携の書です。

本書は、今から三十年前に発行され、永らくパイプ愛好者から復刻が望まれていた旧版を大幅に改編し、新たに加筆。パイプスモーキングに真に必要な事項について、具体的かつ実践的な解説をしています。詳しいパイプの原材料・製造方法から日本に輸入されているすべてのパイプブランド、ハンドメイド作家も作品と共に多数紹介。また、パイプタバコに関しても原料葉の種類から製造工程まで詳しく解説。国内で販売されているすべてのパイプタバコを紹介しています。

加筆された歴史編では、16世紀からのパイプの発展史、及び日本へのタバコ、パイプの伝播までを文献をもとに詳細に解説し、近代の風俗・文化史としての側面を紹介しています。また、マッカーサー元帥のコーンパイプからシャーロック・ホームズがトレードマークの曲がったパイプは吸っていなかった、など多彩な解説も収録しています。


目次より……
第1章
入門編  パイプの買い方/初心者へのアドバイス/パイプタバコの買い方/ パイプの喫煙方法/掃除・保管・持ち運びの仕方/パイプのローテーション
第2章
パイプスモーキング   パイプの復権/ブライヤー・パイプが主流/ブライヤーとは?/ブライヤーの原材料/パイプの生産工程/ブライヤーの木目/パイプのシェイプ/パイプの選択/外形からの選択/工作精度の検討/美しさの評価/ブレイク・イン/なぜブレイク・インを?/ブレイク・インの基礎/ブレイク・インの秘訣/カーボンの効用/パイプのメンテナンス/火皿と煙道の掃除/木部表面のメンテナンス/マウスピースのメンテナンス/経年変化や不慮の事故のメンテナンス
第3章
世界のパイプ  イギリス/ダンヒルパイプの刻印/フランス/デンマーク/イタリア/その他の国々/ハンドメイド・パイプことはじめ/海外に飛躍する日本のパイプ作家たち/ブライヤー以外のパイプ
第4章
パイプタバコ  パイプタバコの基礎知識/原料葉タバコ/加工葉タバコ/パイプタバコの製造方法/タバコの香料/パイプタバコの刻み方/パイプタバコの種類/世界のタバコ
第5章
パイプの歴史  タバコの原産地・新大陸でのパイプ喫煙/新大陸からヨーロッパへ/ヨーロッパ最初のパイプ喫煙国・イギリスそしてオランダ/クレイ・パイプによる喫煙の広がり/メアシャム・パイプ/ブライヤー・パイプ/日本のパイプ
第6章
パイプクラブ  パイプクラブの歴史/日本のパイプクラブと世界のクラブ組織/ロングスモーキングコンテスト/日本で一番の老舗パイプクラブJPSC/全国各地にあるパイプクラブ/パイプクラブを創ろう/クラブ会員同士の交流/二月二十日は「パイプの日」
世界のパイプ作家(巻末)

コラムより……
エボナイト/シャンクかステムか!/タバカムは誤り/マイ・ミクスチャーをつくろう/ウォルター・ローリー/キセル/世界最大のパイプショー/パイプの小道具たち(1)タンパーとコンパニオン/(2)パイプクリーナー(モール)/(3)パイプ用ライター/(4)タバコジャー/(5)リーマー/(6)クリーナー液、ワックス/(7)ポーチ、パイプケース/(8)パイプレスト/(9)パイプスタンド、キャビネット
水たばこ 香馥時間
水たばこ 香馥時間
編集
日労研編集部
出版社
日労研
刊行年
2009年1月30日
価格
(本体1,200円)
頁数
95
ISBN
978-4-931562-28-8
はじめに
第1章
触れる

まずは香り豊かな世界に出会ってみましょう

  • シーシャ、香景
第2章
巡る

シーシャが香るお店をご紹介します

第3章
拘る

心地よいシーシャ時間を過ごすために

  • シーシャ解剖
  • シーシャカタログ
  • シーシャの組み立て
  • シーシャのお手入れ
  • フレーバーについて
  • 炭にこだわる
  • 香りをつくる
第4章
知る

好きになるともっと知りたくなります

  • 世界の水煙具
  • エジプトのシーシャ事情
  • シリア・レバノン現地レポート
  • 絵の中のシーシャ
  • フレーバー雑学
  • コラム
  • シーシャFAQ
禁煙にすればするほど煙たくなるニッポン
禁煙にすればするほど煙たくなるニッポン
著者
山本 直治
出版社
扶桑社(扶桑社新書038)
刊行年
2008年12月1日
価格
(本体720円)
頁数
221
ISBN
978-4-594-05822-7
まえがき
プロローグ
  • 分煙があぶない
  • 意味その一 不十分な分煙対策が健康にあぶない
  • 意味その二 世の中の分煙普及・推進があぶない
  • 意味その三 分煙を推進すると自分の商売があぶない
  • 意味その四 分煙(禁煙の拡大)を進めるほど、分煙の実現があぶない
  • 意味その五 屋内分煙に“十分・完全”などなく、 分煙そのものが健康にあぶない
  • 意味その六 分煙(喫煙)というもの自体が世のなかから 追放されそうであぶない
第一章
まず、社会におけるたばこの在り方を考える
  • たばこは社会にとって必要なのか
  • なぜたばこだけが?酒と自動車はどうなんだ!論を考える
  • 『禁煙セラピー』で主張される、たばこ無益論は本当か
  • 具体的な効用・メリットはなにか
  • たばこのデメリット〜健康リスクについて
  • 結局、喫煙のコストはいかほど
  • 「あぶなくない分煙」はあるのか
第二章
「分煙があぶない」狂騒曲〜各業界の思惑
  • 「分煙があぶない」の五つの意味が映し出す民間の本音
  • たばこを排除しつつ受け入れる 〜ダブルスタンダードを取った関東の大手私鉄
  • 国鉄の借金返し? JR
  • 列車内での対応
  • 駅のオアシス?〜コーヒーショップの苦悩
  • 全席禁煙居酒屋の挑戦
  • 切っても切れないパチンコとたばこ
  • 川の向こうは喫煙、こっちは禁煙〜困惑する温泉旅館
第三章
「たばこ追放」〜禁煙社会が混煙を招く?
  • オフィスビルは完全禁煙でよいのか
  • 勤務時間に吸わせないから、ランチが煙たくなる
  • 喫煙者専用施設の是非
  • たばこを生かしてこそ、害が減る?
第四章
究極の分煙とは〜混煙から僅煙へ
  • 分煙のパラドックス
  • たばこのアイドリング防止
  • 燃やさない紙巻きたばこ?
  • 煙の少ないたばこを目指したJTの挑戦
  • アイドリング防止に灰皿の工夫
  • 受動喫煙の決定的解決法〜無煙たばこ
  • 壁を設けずに分煙を行なう新技術
第五章
日本の分煙難民事情〜飲食店避煙放浪術
  • 混浴と同じで、混煙にもマナーやテクニックがある
  • 喫煙者と同席するとき〜禁煙席へ誘導するテクニック
  • 一人で混煙施設に入るとき〜位置取りテクニック
  • 吸わないでと頼むのはマナー違反?
  • 混煙席に座っていてもあきらめない〜席の移動術
  • 店選び〜たばこを減らすための配慮が嫌煙家を惑わせている
  • 各施設のたばこスタンスの明文化が必要
  • 分煙に対する店員の意識の問題
第六章
ハード分煙とソフト分煙
  • どんなに効果の高い分煙設備も、実現しなければ意味がない
  • ソフト分煙のポイント(1) お客様一人ひとり(一組一組)の要望 を店側がこまめに把握する
  • ソフト分煙のポイント(2) 関係者の理解と協力
  • ソフト分煙のポイント(3) 非喫煙者のささやかな自己主張
  • ソフト分煙のポイント(4) ハード分煙の補完・補強
  • ソフト分煙のポイント(5) 時間分煙の補完・補強
  • ソフト分煙のポイント(6) 店としての覚悟・決意
エピローグ
たばこの向こう先
あとがき
主参考文献
たばこ喫みの弁明(2004年慧文社版の加筆・改訂文庫版)
たばこ喫みの弁明(2004年慧文社版の加筆・改訂文庫版)
著者
本島 進
出版社
筑摩書房(ちくま文庫)
刊行年
2008年11月10日
価格
(本体760円)
頁数
225
ISBN
978-4-480-42497-6
はじめに
プロローグ ― ある出来事についての感想
第一章
嗜好品とは何か
  • 「嗜」と「好」
  • モノとしての嗜好品
  • 嗜好品の薬理作用
  • 嗜好品の楽しみ方
  • 人間にとっての嗜好品
  • (たしなみ)の原点
  • たばこの効用
第二章
たばこの歴史を辿る
  1. 受容の歴史
    • 神との出会い
    • 他者との出会い
    • 自己との出会い
  2. 迫害の歴史
    • 十七世紀ヨーロッパにおける迫害
    • 十七世紀日本における迫害
    • 十八世紀から二十世紀初頭にかけて
    • ナチス・ドイツによる迫害
    • 二十世紀後半からの迫害
第三章
現代の反たばこ論を検証する
  1. 反たばこ運動の風景
  2. 健康に悪いという根拠は絶対か?
    • 健康不安の要因
    • 疫学の功罪
    • 科学の落とし穴
    • 気になる疫学の使われ方
    • マスコミの姿勢と情報の受け手
    • 社会的コスト論と国民運動
    • 受動喫煙規制の根拠
    • 公権力介入への疑問
    • 行政の意志決定プロセスの危険性
    • 健康増進法の問題
  3. 迷惑はどこから生じたか
  4. 未成年者対策の本質を考える
第四章
大人になれない大人たち
  1. 現代日本人の精神構造
  2. 大人育成プロセスの崩壊
    • [付論]ムラ社会に見る伝統的な大人育成プロセス
  3. 大人を喪わせた社会構造を探る
    • 世間の希薄化
    • モラトリアムの氾濫
    • イニシエーションの退化
    • 知育偏重と学校制度
第五章
大人になるために
エピローグ
文化の継承
あとがき
文庫版あとがき
たばこの本棚 5つの短編と19の随想
たばこの本棚 5つの短編と19の随想
編者
開高 健
出版社
株式会社ぶんか社
刊行年
2008年10月20日
価格
(本体648円)
頁数
239
ISBN
978-4-8211-5191-2

1977年刊行(青銅社)「たばこの本棚 5つの短編と20の随想」の文庫版再版

稲垣足穂 月とシガレット/どうして彼は喫煙家になったか?
古井由吉 さて、煙草はどこだ
水上勉 父のたばこ
中村武志 見識ある喫煙者
横光利一 火の点いた煙草 - 一名・煙草蒐集家の奇禍
戸川幸夫 熊よけ
井上ひさし 煙が目にしみる
早乙女貢 地中海便り
芥川龍之介 煙草と悪魔
杉山由良 周五郎の火消し壺
藤本義一 旅と煙草
宮柊二 タバコの中の故人
秋山庄太郎 たばここそ我が伴侶
埴谷雄高 煙草のこと
森 敦 タバコはわが人生
東郷青児 アラジンの煙草
畑正憲 ムツゴロウ愛煙記
横山隆一 おたばこさま
火野葦平 煙草と兵隊
十返千鶴子 夫とタバコ
内田百 実益アリ
近藤日出造 ぼんやりゆらり
三島由紀夫 仲間
開高健 ちょっと一服・あとがきにかえて
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